2011年09月29日

【木造住宅の構造】ツーバイフォーは地震に強い?

「ツーバイフォーは壁で構成されている構造なので地震に強い。」などと説明されている事があります。

これは全くの見当違いです。

ツーバイフォーだから、地震に強いと言う事はありません。

建物が地震に強いか、弱いかは地震の時に建物にかかる力に対して、どれだけ耐力壁があるかによります。

また、6面体の箱形状の構造となっているから強いなどとも言われますが、それを言うなら建物はほとんど全て6面体の箱形状です。
あえてツーバイフォーに対して言うなら、6面体の箱形状にならざるを得ない構造形式なので複雑な不安定な形状になりづらいと言う点でしょうか。

逆に言うとこの自由度が低く、様々な形状に対応しづらい所がツーバイフォー工法が採用される割合が低い要因の一つです。

ツーバイフォー工法の一つ長所としては壁を工場であらかじめ加工する事により工期を短縮出来ると言う点があります。
ツーバイフォーを採用する会社の主な理由はここにあります。

もちろん、大量生産しないと意味が無いので採用するのは大手メーカーのみです。




2011年09月25日

建物が地震に抵抗する材料(部材)、耐力壁

筋交いや合板からなる建物が地震に抵抗する材料(部材)を耐力壁と言います。木造住宅で最も重要な部位と言っても良いかと思います。

単純な言い方をすると耐力壁が多い建物は地震に強い構造となっています。

さて、壁面を取り出してみて見ます。
木造では柱と梁を完全に接合するのは難しく、柱と梁だけでは以下のように地震力が横からかかった場合、動いてしまいます。

耐力壁1.gif

そこで以下のように地震に抵抗するために斜めの材料(筋交い)を入れたり、合板を貼り付けたりする事で横に動くのを拘束します。この柱と筋交い又は合板の組み合わせを耐力壁と言います。

   耐力壁2.gif

同じ壁を比べても柱と柱の間隔が大きい方が耐力壁が長い方が地震に強くなります。





【木造住宅の構造】ツーバイフォー工法とは

ツーバイフォー工法は枠組壁工法とも呼ばれ、以下のような形状となっています。

ツーバイフォー.gif

さて、在来工法(軸組壁工法)とどこが違うかと言うと良くある説明はツーバイフォーには柱が無く壁で支える構造と言われます。

3.8cm×89cmの材料に合板を打ち付けた壁が柱及び筋交いの替わりになっています。

なぜ、ツーバーフォーと呼ぶかですが、3.8cm(2インチ)×8.9cm(4インチ)の材料を基本に組み合わせる工法なんでツーバーフォーと呼びます。

カナダ・アメリカなどの北米から来た工法です。材料も輸入されたものを使用します。





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