
この斜線制限にかかる為に建物の一部(屋根、外壁)を斜めにカットした形状の建物を見た事があると思います。
建築的には、屋根を受ける材料(母屋)を他の部分に比べ、低く設置する必要がある為、“母屋下がり”と言います。
また、この斜線にそって、外壁を斜めにする場合もあります。
この斜め壁、母屋下がりとなる部分ですが、室内側から見ると外壁が斜めになっていたり、天井が斜めに低くなっていたりします。タンスなどの家具も置きずらく、クローゼットなどにするにしてもコートも掛けられない高さであったり、非常に使いずらい空間です。
見掛け上の面積を大きくし、高く売りたい建売住宅に良く見られます。
この部分ですが、部屋の使い勝手を悪くするだけでなく、構造的にも悪影響を与えます。
この部分も適切な設計が行なわれていない可能性が高いと思います。
これらのような特殊な形状とし、構造計算もしていない建物は目も当てられません。
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