2011年10月04日

これで良いのか、木造耐力壁の強度A

木造の設計基準で一番おかしいのは、耐力壁の基準の強度です。
前に説明した“何倍”と言うのが癖もので何に対して何倍かと言うのが曖昧になっています。




始めは倍率1倍率で長さ1mの耐力壁の強度は、200kgでした。

しかし、実験などを繰り返すうちに200kgは取れない、130kgにすべきと変更になりました。

さて、このように変更されるとどうなるかと言うと今まで建てた建築基準法通りの建物が35%
ほど強度不足となってしまいます。

そこで旧建設省の役人は考えました。

「耐力壁以外の壁の仕上げ材もいくらか強度はあるだろう。これらを考慮すれば
 建物全体としては200kgで考えても良いだろう。」

かなり、強引な考え方です。それに仕上げ材がどの程度あれば良いと言うような規定も
ありません。

そして、現在もこの基準となっています。

構造計算しない事で30%程度強度不足となりますのでこれを足すと必要な強度に対して
50%程度となってしまいます。

姉歯建築士のことを言えないくらいです。

タグ:構造設計
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