2020年07月06日

建築設計は在宅勤務で品質が確実に低下する!

コロナ以降、建設業、建築設計業の各社も在宅勤務を行っています。

在宅勤務でも生産性は落ちない。問題なく業務が出来るではないか!

本当に問題なくか?


【在宅勤務で何かを重要なものを削減していないか?】
カルロスゴーン氏が日産の社長になり、強引なコスト削減を行って、日産は復活した。ゴーン氏に言わせれば、過剰な品質、無駄を排除したとの事であるが、実際はどうであったのだろうか。
その当時、日産に勤めていた友人は、「安全に必要なものまで、排除している。これでは危なくて日産の車には乗れない。」と嘆いていた。その友人は技術者としての拘りや責任があってでの発言です。

まあ、ゴーン氏からすると「やれば出来るではないか。」だと思う。

他の会社の事例でも、1ヶ月間かかる業務を「3週間で終わらせよ。」と強引な指示をする上司も居る。指示を受けた部下はやむを得ず、3週間で終わらせるが、本来、1ヶ月かかる業務なので、何かを削減することになる。それは、大抵、検査やチェックである。

このように出来たと思っているが、品質が低下していると言うことは良くある。無能な経営者、上司は、その品質の低下を感じられない。


【建築設計では不整合の多い設計図書が増える。】
在宅勤務で品質が低下する要因としては、印刷を行っての図面チェックが出来ず、15インチ程度のノートパソコンの画面上だけでのチェックとなることだ。

コロナ前は誰もが図面を印刷し、マーカーでチェックをしていた。しかし、今は遣らなくて良い、仕方ないとなっている。
当然、不整合の多い設計図書となる。それは施工中に発覚し、無理な工事が行われることになる。発覚すれば、まだ、良い方である。


【個人情報も駄々漏れ】
図面チェックの件は印刷を行えれば解決するが、建築設計の場合、印刷物は個人情報の入った図面になる。
作成途中で印刷したものは紙ごみで処分することになる。適正な市町村指定の業者が処分してくれれば良いが、紙ごみはお金になるので勝手に持っていってしまう、いわゆるゴミ泥棒もいる。そうなれば、何処に行くか分からない。全ての社員の家にシュレッダーもない。

【設計を依頼する会社に業務状況を確認してみよう】
コロナ感染拡大防止で在宅勤務してくれるのは、有難いが自分の家の設計はきちんとして欲しい。
設計を依頼する際には業務状況を確認することを勧めます。

2011年11月19日

「地盤保証」があるから安心?

ここ数年、「地盤保証」と言うものが増えてきました。




地盤の不同沈下に起因する建物の損害に対して保証してくれるものです。

さて、「地盤保証」が付いていると安心と思い勝ちですが、注意が必要です。

まず、地盤保証会社との契約者を確認して下さい。住宅の購入者では無く、住宅メーカーが契約者となっているケースも良くあります。つまり、万が一、その住宅メーカーが潰れた場合には保証がなくなります。

また、地震などで不同沈下した場合でも保証の対象になるのかどうかです。先の東日本大震災では液状化により、建物が沈下・傾斜してしまった被害が多数出ました。

しかし、これらの住宅には地盤保証が適用されず、トラブルが多く発生しています。

そもそも、設計者がこのようなものに頼ると言うのは自分の設計に自信が無いからです。

タグ:地盤

こんな木造住宅に注意!その他の特殊形状

その他にも様々な特殊な形状をした建物があります。
スキップフロア、ロフト、オーバーハング・・・。

個人の趣向、趣味の多様化により、住宅に求められる要求も多様化し、建物の形状も複雑化しました。

これにより、今までの画一的な住宅を供給する為の設計基準では扱えないものが増えました。

このような住宅では一棟一棟、構造計算で安全性を確認する必要があるのです。





 

タグ:木造住宅